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JILL STUART NEW YORK Launching Show, SEOUL from Binder-a on Vimeo.
初めまして!M2gk1回の井上すみれです!
私も初めてのブログの内容にとても迷ったのですが、先日、森美術館で開催しているイ・ブル展に行き、“理想”について考えたので、そのことについて書こうと思います。
イ・ブルは、韓国を代表する現代アーティストです。
彼女の作品は、多様な素材や技法を駆使した立体が基本です。
彼女が表現する完璧な身体、人間を超えたサイボーグ、現実では有り得ないようなキラキラ輝きながらも崩壊しそうな建築から、"届かない程の理想"を感じ、現実は理想には到達できないという気持ちが伝わってきました。
人間は、理想の身体や都市を追求するけれど、絶対に理想にはたどり着けない。それが「理想」である。ということを思い知らされる作品でした。
理想とは、手の届かないものなのにどうして夢見てしまうのかな。
ファッションも、こうなりたい!という理想に近づく為にあると思います。
お気に入りの服を買ったり、化粧をしたり髪を染めたり、お洒落をするのも、こうなりたい!という理想に近づくため。
昔の人は身体に害があるのを分かっていても、化粧の為に顔に鉛を塗ったり、理想のスタイルに近づく為にウエストを思いっきりコルセットで締め付けたり‥
いつかどこかにいけば、理想を追い求めずにすむのかな。人ってどうして理想を追い求めるのかな。私は彼女の作品から、そのような事を考えました。
今回のファッションショーでは、沢山の人が意見を出し合って、“理想”を追求し、理想を追い求めることの難しさと、その価値に気づきました。
これからも成長できる様に頑張ります☆
◆会場
unico西梅田 maison de andalucia
→大阪府大阪市北区曽根崎新地2-3-21
(最寄駅)地下鉄四つ橋線西梅田駅 徒歩3分、JR東西線北新地駅 徒歩3分、阪神本線梅田駅 徒歩7分、JR大阪駅 徒歩9分、阪急線梅田駅 徒歩10分
◆時間
第一公演
open 14時 start 14時30分
第二公演
open 第一公演終了後 start 15時30分
※公演開始30分以降の入退場はできません。
明日の会場は入り口がとても狭いので、第二回目の公演の開始は、みなさんのご協力が必要です。
二回目の公演にご来場の方は、一回目の公演にご来場の方々が退場された後に、
こちらのスタッフが案内させていただきます。
案内があるまで、会場の外でお待ちください。
えーと、初めまして。M2gk中山です。
今回の内容は最近個人的に興味がある事柄についてです。
先日ネット上で、茶封筒を欧米人は「a pink envelope」と表現することがあるという一文を見て色の捉え方について興味が湧きました。
話の始め方的に茶色とかピンクの話をするのがベターなんでしょうがネタがそんなにないので、一般的に服飾っぽい色=黒ということで服飾研究会らしく黒について書きたいと思います。
黒という色は幅広く、例えば不謹慎ですが、通夜の場で集まった礼服を着た方々を見たとき同じ黒でも黒の深さの違いが簡単に判ると思います。
この違いは主に素材や織りが理由なのですが、黒の深さについて遡ると、故意的に黒に深さの違いを見出したのは確か日本では江戸時代からであり、反物を黒染めする前に藍色だったり紅色で染めてから黒染めをすることによって黒に深みをもたせていました。下地に藍は藍下、紅は紅下と呼ばれ、双方に特徴があります。江戸時代では藍下がポピュラーだったようです。
これは結構有名な話ですが、黒沢明監督は自身の映画の黒い衣装は紅の上に黒を乗せたものを用い、それとは対照的に先日亡くなられたアンゲロプロス監督は藍に黒を乗せた衣装を好んで使ったそうです。
双方に特徴があると述べましたが、映画においては紅下の黒は人物を引き立たせ、藍下の黒は風景に溶け込みやすいそうです。
江戸時代の日本では藍下の黒がポピュラーであった事実、風景に溶け込みやすく目立たないという藍下の黒は日本人的思考(嗜好)に適った黒であるように思います。
黒沢監督は東洋から、アンゲロプロス監督は西洋から逸脱した感覚(語弊があるかもしれませんが)を持っており、反転してしまったのではないかと。都合いい解釈ですみません。笑。
3月13日のショーでは2回生はleavesという色の変化に重きを置いたテーマを設定しており、染色や生地の切り替えしによる色の対比等、様々な色彩を用いた作品群となっています。観覧の際はその辺りに注目していただき、色について考えながら見ていただけたらと思います。
最初に述べた茶封筒を「a pink envelope」と表現することの理由ですが、実は、薄茶色とピンクは似ているからという超単純なものです。
散文失礼致しました。